ワキガ

ワキガの症状って?自分で気付ける4つのチェックポイント!

ワキガ 症状

ワキガの症状と聞くと、まずイメージするのは特徴的な臭いです。汗をよくかいた日に、脱いだ衣服から臭いがすると「ワキガかも?」と心配になりますよね。

では、実際ワキガはどのようなものなのか、症状や原因を解説していきます。

1. ワキガの臭い

ワキガの臭いは、汗の臭いとは違います。たまに 汗臭い=ワキガ と思う人がいますが、ワキガの臭いは特徴があります。

よく例えられる臭いとしては、

・香辛料のクミン
・鉛筆の芯
・使い古された物干し

などと表現されます。

実際にワキガの人とすれ違うと、汗臭いものとは違うとすぐに気付くはずです。イメージとしては、汗の臭いはモワッとこもったような臭い、ワキガはツーンと鼻を刺すような臭いといったところでしょうか。そして、ワキガの臭いは人を不快な気分にさせてしまう独特な臭いともいえます。

2. ワキガの症状

ワキガの症状には、大きく分けて3つあります。診断材料としては、体感的なものになってしまうのですが、臭いの程度で3つの症状に分かれると考えてください。

軽度のワキガは、隠れワキガとも言われ、周囲に気付かれるほどの臭いは発しません。ワキを直接嗅いでみると、ツーンとした臭いがある、汗をよくかいた日にワキガの臭いがするといった程度です。普段からワキを清潔にし、制汗スプレーなどを使用しておくと、支障は無いでしょう。

中度のワキガは、すれ違う時などにツーンと臭いがするレベルです。また、白いシャツなどを着用するとワキの部分が黄ばんでしまうという症状もあります。殺菌効果のある制汗スプレーを使用し、汗を掻いたらすぐに着替えるようにすれば、周囲の影響もあまり無いでしょう。

重度のワキガになると、周囲の人がすぐに気付くほどに強い臭いを発します。清潔にしていても、制汗剤を使用していても防ぐことは出来ません。普段の生活にも支障をきたすレベルであるとされ、保険適用での治療が認められています。

3. ワキガの原因とは

人の汗腺には「 エクリン腺」と「アポクリン線」があります。ワキガは、この「アポクリン腺」が原因になっています。

エクリン腺は、体の表面全体にある汗腺です。体温調節のための汗腺であり、ほとんどが水分でできています。

アポクリン腺は、ワキの下など限定的に存在する汗腺です。アポクリン腺自体は無臭ですが、皮脂やエクリン腺、常在菌と混ざることでワキガの独特な臭いを発するのです。

このアポクリン腺ですが、元々はフェロモンを発する臭いだとされていました。中世ヨーロッパでは、女性が男性の告白する際、りんごをワキに挟み、汗が染み込んだらそれを手渡すという方法があったそうです。その臭いが強ければ強いほど良いとされていたそうで、ワキガの臭いも魅力とされたのでしょうか?

もちろん現在では、ワキガの臭いは魅力とは判断されません。ワキガかも?と思うことがあれば、しっかりとケアする事が大切です。

4. 自覚症状の無い人が多い理由は

ワキガの人を前にすると、周囲はその臭いに不快感を示すのに対し、本人は全く気にしていないというのが多いです。「こんなに臭いのに何で大丈夫なの?」と思う人もいるかもしれませんが、実は本人は臭いに気付いてない場合がほとんどです。人の嗅覚は、動物に比べると鈍いです。そのうえ、強い臭いをずっと嗅いでいるとそれが麻痺してしまう傾向にあります。

例えば、喫煙者の近くに非喫煙者が行くと、すぐに煙草の臭いに気付きます。しかし、喫煙者同士ならば、煙草の臭いは殆ど気になりません。

それと同じで、ワキガの人は常に自分のワキガ臭を嗅いでいる状態なので、その臭いに気付かなくなっているのです。また、ワキガの臭いはその特徴は大体同じなのですが、個人の汗の違いはあります。そのため、ワキガの人が自分のワキガ臭には気付かないのに、他人のワキガ臭は分かるということが起こるのです。

自覚症状の無いままに生活している人が多い理由としては、他にもワキガは直接言い辛いというのもあります。職場の上司や同僚はもちろん、親しい間柄でもなかなか「あなた、ワキガだよ」とは言えないですよね。家族なら言えるかも、と思う人もいますが、長年一緒に暮らしている家族は、同じように臭いが麻痺してしまってる場合があります。

臭いの自覚症状は殆ど無く、他人のワキガ臭には気付く。ワキガは指摘しづらいので、本人には言えない。となると、自分自身がワキガであっても気付かないんじゃないか、と不安になりますよね。

では、自分で出来るチェック方法をご紹介します。

5. ワキガの症状のセルフチェック

自分で簡単に出来るセルフチェックとして4つのポイントを挙げてみます。

①耳垢が湿っているか

耳垢には乾燥した粉のタイプと、湿っているタイプがあります。これは、耳の中にも存在するアポクリン腺の量によって違います。耳垢が湿っている場合は、アポクリン腺の量が多いということになります。耳の中のアポクリン腺が多いと、ワキの下にも多くなっている可能性が高く、ワキガを疑うポイントになります。

②白い服のワキの部分に黄色い汗ジミがつくか

ほとんどが水分で出来ているエクリン腺とは違い、アポクリン腺はタンパク質や脂質などを多く含んでいます。それらが、皮脂や常在菌と混ざることで、黄色く変色してしまうのです。白い服や下着のワキの部分が黄ばんでしまっていると、アポクリン腺が多く分泌しているといえます。ただ、制汗剤の成分でも黄ばんでしまうことがあるので注意して下さい。

③ワキ毛にフケのようなものがあるか

含まれている成分が多いアポクリン腺は、固まると白く結晶化してしまいます。結晶化が起きるには、相当な量のアポクリン腺が分泌されていると考えられます。ワキやワキ毛にフケのような白い粉が付着していたら、ワキガの可能性が非常に高いといえます。

④ワキ汗を掻きやすいか

一般的に汗を多く掻く人は「多汗症」と診断され、ワキガとは別です。なので、汗っかき=ワキガというのは間違いです。ただ、ワキにだけ多く汗を掻く、という場合はワキガ可能性が考えられます。

他にも、家族にワキガの人がいる、体毛が濃いなどもチェックする際のポイントになります。もちろん、当てはまるからといって必ずワキガというわけではありません。ただ、可能性としてはチェック項目が多いほど高くなっていきます。不安な場合は、信頼出来る友人や家族に勇気を出して聞いてみる、病院で検査をするなどで確認してみましょう。

6. ワキガの対処法

ワキガを完全に治すには、アポクリン腺を除去する手術が必要になります。ですが、前述したように、重度のワキガと判断されなければ保険適用外になってしまいます。そうなると値段も高額ですし、悩んでしまいますよね。

軽度~中度ワキガの人が実践できる対処法を紹介します。

まずは、当然のことですがワキを清潔にしましょう。汗を掻いたら、こまめに拭く、着替えるなどして、汗をかいた状態で放置しておくのは避けましょう。殺菌効果のある制汗剤を使うのも対策になります。

女性の場合は少ないと思いますが、わき毛が伸びているとアポクリン腺からの汗が毛に絡まり固まってしまいます。そうなると衣服を着替えても拭き取っても臭いが残ってしまいます。そのため、わき毛は綺麗に剃っておくことをオススメします。

アポクリン腺はタンパク質や脂質を多く含んでいます。それらの成分を体内に多く摂りこまないよう、食事に気を付けましょう。欧米人はワキガが多いというのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。これはひとえに、肉や油中心の食文化が原因の1つであると考えられます。肉や油の摂取は控え、和食中心の食事をすると良いでしょう。

おわりに

もし自分がワキガだったら……と考えると、とても不安になりますよね。日頃から、ワキガの症状のセルフチェック、対策法を実践しておくと良いでしょう。また、身近にワキガの人がいても言い出せず困っているという人もいると思います。

・それとなくワキガのセルフチェックの話をしてみる
・旅行のお土産などで、制汗剤を渡してみる

など、遠まわしではありますが、本人に「もしかして?」と気付いてもらう事が出来るかもしれません。ワキガの臭いは不快ではありますが、互いに思いやりをもって過ごしていきたいですね。


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