多汗症

『多汗症の臭いを改善する4つの方法とは』 気になって仕方がない!

2017/03/26

多汗症 臭い

少しの緊張だけでも顔から流れ落ちるほどの汗が流れてしまう多汗症、汗がでるだけでも化粧が崩れてしまったり、相手に不快感を与えてしまいかねないので細心の注意を払わなければいけません。

そんな多汗症の方が最も気になるのは汗をかくことによって起こる臭いですよね。では一体多汗症の方が汗の臭いを抑えるためにはどうしたら良いのでしょうか。

1. 多汗症はワキガの臭いがする?

一番最初に気になるのは、多汗症だからワキガなのだという間違った認識です。たしかに多汗症の方は汗を多くかくので汗臭くなりやすいです。ですが、多汗症の方がかく汗と、ワキガの方がかく汗は汗腺が違います。

ヒトにはエクリン汗腺とアポクリン汗腺と呼ばれる2つの汗腺が存在しており、エクリン汗腺からでる汗は9割以上が水分で構成されているため臭いの元にはなりにくいです。

一方アポクリン汗腺からでる汗には糖質・脂質・タンパク質・アンモニア等の水分以外の物質も多く含まれているので、皮膚にいる常在菌が水分以外の物質を分解した時に副産物としてワキガ特有の臭いを発してしまいます。

以上のことからわかるように多汗症の方はエクリン汗腺から汗を出すため、たくさん汗をかいたからといってワキガであるとは考えにくいのです。

しかし、二点ほど気をつけていただきたいのですが、多汗症はエクリン汗腺から汗を多くかくだけで、アポクリン汗腺からも汗を出します。なので、臭いの元というのは分泌されているためそれがエクリン汗腺の汗と混じって多汗症の方でも汗の臭いがしてしまうと言う事があるので注意をしてください。

もう一点なのですが、多汗症の方はワキガではないと言いましたが、ワキガの方が多汗症になるというケースもあります。多汗症は緊張や不安が強い方になる傾向があり、ワキガである自分が臭いで周りに迷惑をかけてしまったらどうしようという不安から汗を大量にかいてしまうことがあります。

そうなってしまうとワキガの方は元々アポクリン汗腺の量が多いため汗が乾きにくくなり臭いを更に強めてしまうということです。この場合はメンタルケアも同時にしていく必要があります。

2. 多汗症の臭いを抑えよう!その1:汗はかいたら拭き取る

多汗症の方でも汗の臭いはしてしまうものですが、どうしたら汗の臭いを少しでも抑えられるでしょうか、方法の1つとして、汗をかいたらすぐに拭き取る事が挙げられます。

汗を放置しているとアポクリン汗腺から分泌された汗と混ざり臭いを発してしまうようになります。ですが、その汗をすぐに拭き取ることができれば皮膚常在菌も分解するものがなくなるため臭いが発生しないのです。

多汗症の方は汗をヒトよりも多く吹くことになるので汗ふきタオルを何枚か持参して汗をかいたらすぐに拭き取るようにしておきましょう。

3. 多汗症の臭いを抑えよう!その2:血管を冷やす

暑い時には余計に汗をかいてしまうのが多汗症ですが、血管を冷やし全身に冷たい血液を巡らせることで早く汗を止める事が可能です。冷やす血管は太ければ太いほど多く血液を冷やせるので、首元にある血管を冷やすことをおすすめします。

大事な会議前や営業前に汗がダラダラで汗臭いとなってしまわぬように冷えた缶や氷で首元を冷やしておきましょう。そうすることで短時間で汗を止められます。

4. 多汗症の臭いを抑えよう!その3:病院で多汗症を抑える薬を処方してもらう

多汗症の症状をできるだけ出したくないという方は、病院で診断してもらえば汗を止める薬を処方してもらえます。今現在病院で処方してもらえる薬として「プロバンサイン」があります。

このプロバンサインは多汗症の方に処方する薬で、アセチルコリンの働きを抑制し汗を抑えます。汗の臭いが気になる方でもこの薬は一時間ほどで効果が現れる即効性に富んでいますし、全身に作用するので多汗症にお悩みの方にはうってつけの薬となっています。

しかし、汗を止める条件の一つとして副作用の問題もあります。汗を抑えるだけでなく唾液の分泌も抑えてしまうため喉の渇きを感じるようになってしまいます。

それだけでなく人によってはめまいや頭痛・吐き気等の症状が出てしまう可能性がありますので、多汗症で汗の臭いを抑えたい時や人前で汗をかきたくないというピンポイントの時にだけ使うようにしましょう。

このプロバンサインは市販されていないため薬局等で購入することができないです。病院で必ず処方してもらうようにしましょう。

5. 多汗症の臭いを抑えよう!その4:ボトックス注射で汗を抑える

ボツリヌス毒素を体内に注入することで、汗を抑える事が可能です。

その場合病院やクリニックで行わなければならないため費用がかさんでしまうのが難点ですが、打ってから3ヶ月から半年ほどの長い効果が期待できるので多汗症に一切悩まされたくないのであればボトックス注射をしてみるのも方法の一つだと思います。

おわりに

多汗症の方が他の方よりも汗をかいてしまうため、自分自身でもワキガの臭いがしてしまうのだと勘違いしがちですが本来はそんなことはなく汗腺が違うと言う事は理解できたかと思います。

そして上記の4つの方法を利用して、自分の汗を抑えることができれば多汗症である自分に対して緊張や不安も少なくなり汗を抑える事もできるようになります。

多汗症の原因の多くは精神的なものなので、まずは自分が汗をかいても臭いがしないように対処すること、汗をかいても大丈夫という安心を作っていくことから始めるのが多汗症とのうまい付き合い方だと考えています。


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