多汗症

体臭の改善に悩む女子がおさえるべき6つのポイントとは!?

体臭 改善

『体臭』なんて女性にとったら無用でしかないですよね?しかし、自分が臭っているんじゃないかと悩みを抱える女性は意外と多いかもしれません。

まずは体臭のメカニズムを知って自分の体臭の原因を探りましょう。それが判明すれば、改善策も見つかるでしょう!

1. 体臭って意味あるの?

体臭は、動物が子孫を繁栄していくうえで欠かせない役割を果たしています。自身のフェロモンを異性に匂わせて、存在をアピールし、惹きつけるのです。

しかし人類は進化し、四足歩行から二足歩行になりました。体毛は退化して洋服やアクセサリーで着飾るようになりました。そして相手のフェロモンよりも外見が重視されるようになり、体臭は忌み嫌われる存在へと変化したのです。

民族によって体臭の強い、弱いは存在します。本来、魚や野菜中心の食事をしていた日本人は無臭に近い民族でした。だから肉食の欧米人などと比べて、体臭に抵抗があるのでしょう。

しかし最近の食習慣は欧米スタイルに寄ってきているので、日本人でも体臭がきついと感じる人がいても不思議ではないでしょう。だから暖かく汗ばむ季節になると、体臭改善グッズが一気に発売されますよね。

2. 体臭の製造工場!3つの腺があなたを悩ます!?

体臭の製造元となる汗腺(アポクリン腺/エクリン腺)と皮脂腺の存在を知っていますか?この3つの腺の働きはそれぞれで、臭いのタイプも違ってきます。

①アポクリン腺

アポクリン腺は脇の下、デリケートゾーンなど部分的に分布しています。昔はフェロモン放出の重要な役割がありました。ここから排出される汗は、タンパク質や脂質を含んだ粘り気のあるもので、黄味を帯びています。衣服に付着すると黄色いシミになったりします。この汗に含まれた成分を常在菌が分解すると、臭いが発生します。

アポクリン腺は皆にありますが、体臭の強い人はこの数が特に多いと言われています。

アポクリン腺の数が多い・少ないは、ほぼ遺伝で決まります。親の体臭が強い人は、自分も強めだろうと意識したほうが良いでしょう。
体毛の濃さも同じように遺伝します。体毛が汗の蒸発を妨げるので、放置すると菌が繁殖しやすい環境をつくり、更に臭いを蓄えてしまうのです。

②エクリン腺

エクリン腺は全身に分布しています。汗を蒸発させることで体温調整を行います。ここから排出される汗はほとんどが水分です。無色透明でサラサラしており、乾いてしまえばあまり臭うことはありません。しかし濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖して臭います。

③皮脂腺

皮脂を出して皮膚の乾燥を防ぐ働きがあります。この皮脂腺で、過酸化脂質(脂質が体内の活性酸素と結合してできたもの)とパルミトオレイン酸という脂肪酸が一緒になると、ノネナールという臭い成分が発生します。これが加齢臭の独特な脂っぽい臭いを生み出します。

女性は更年期が過ぎると女性ホルモンが減り、男性ホルモンの働きが活発化してきます。そうなると皮脂腺の抑制が効かなくなり、皮脂の分泌が増加するので体臭に注意しましょう。若者でも、ホルモンや栄養バランスが崩れると起こる可能性は十分にあります。

3. 体臭の原因って8つもあるの?

①貧血

貧血になると末端にまで血液が循環せずに酸素不足になってしまいます。汗腺は酸素不足で発汗に必要なエネルギーができないとなると、酸素不要のエネルギーの生産に切り替えます。その過程で乳酸が生じ、汗中に増加すると、同時にアンモニアも増えてきます。どちらも汗になって排出されると酸っぱい臭いがします。

《改善ポイント》

・レバーやかつお節、胡麻などの鉄分が多い食事を摂るようにしましょう。
・大豆などのイソフラボンを摂取すると、鉄分を体外に逃がしにくいです。
・食事や生活習慣の見直しで改善を図れない場合には専門医を受診しましょう。

②無理なダイエット

過剰な食事制限は体臭や口臭などのトラブルを引き起こします。カロリー摂取を極端に抑制すると、基礎代謝が低下してエネルギーを燃焼しにくくなります。すると貧血の時と同じように乳酸がつくられて、汗や尿で排出されるときに甘酸っぱいダイエット臭がするようになってしまいます。

《改善ポイント》

・偏った食制限をやめ、適度な運動をすることで血行促進を図りましょう。

③生理

生理の期間はデリケートゾーンの臭いが心配ですよね。生理が近づいてくると皮脂の分泌が増え、皮脂腺に脂が詰まって酸化すると臭いはじめます。
また経血や汗で下着が蒸れて雑菌が繁殖すると更に臭いが発生してしまいます。

《改善ポイント》

・ナプキンをできるだけ交換しましょう。タンポンの使用も臭いを軽減できます。
・デリケートゾーンをこまめに洗浄して清潔に保ちましょう。
・下着は蒸れにくく通気性の良いものを選びましょう。

④更年期

女性は閉経を挟んだ45~55歳の期間を、一般的には更年期と言います。女性ホルモンが激減して自律神経のバランスが崩れるとホットフラッシュ(急なのぼせやほてり、発汗)の症状が現れます。この時かくのは運動時のサラッとした汗ではなく、不純物を多く含むベタベタとした汗で、そこからアンモニア臭がすることがあります。

《改善ポイント》

・着脱しやすい服装を心がけ、積極的に体温調節をしましょう。
・程よい運動や半身浴などで血行促進を図りましょう。
・リラックスできる手段を見つけておくと、ホットフラッシュの時にも自分をコントロールしてすぐに落ち着くことができます。腹式呼吸をマスターしておくのも良いでしょう。
・更年期が終われば治るものです。ホルモン療法や漢方での治療も可能なので悩み過ぎないようにしましょう。

⑤加齢臭

更年期の時期と重なると分かりにくいですが、女性にも加齢臭はあります。女性ホルモンが激減することで男性ホルモンが活発化し、皮脂の分泌が過剰になると、酸化した脂肪酸が独特の脂っぽい臭いを漂わせます。

《改善ポイント》

・偏った生活習慣の見直しをしましょう。
・抗酸化作用の高い食品の摂取を意識しましょう。
・耳の後ろ、Tゾーン、頭皮、胸元、背中など、加齢臭が出やすい部位を清潔にしましょう。

⑥ストレス

強いストレスを感じると自律神経の1つの交感神経が活発化します。すると血管が収縮して脳や筋肉に優先的に血流が送られ、末端の血流が悪くなってしまいます。こうなると貧血同様、酸っぱい体臭が発生します。

また、ストレスは体内にアドレナリンなどのホルモンを増加させます。これらの働きで皮脂の分泌量も増え、皮脂腺が詰まって体内に活性酸素が発生しやすい環境になってしまいます。脂っこい臭いが身体から離れない場合にはストレスが原因かもしれません。

《改善ポイント》

・適度な運動や気分転換をしてストレスを発散させましょう。
・自分では解決できない悩みを抱えているのなら、カウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

⑦病気

体臭の原因が病気の場合もあります。

【糖尿病】

糖尿病などで足壊疽になってしまうと悪臭が発生することがあります。赤黒くなったり膿の出る部位がある場合は、早めに受診しましょう。

【トリメチルアミン尿症(魚臭症)】

清潔を心がけていても、トリメチルアミンという物質が体内で分解されずに、汗や尿で体外へ排出されると魚が腐ったような臭いがします。この病気は体臭以外に目立った症状はありませんが、ずっと自分が魚臭いと思うと、精神的負担は大きくなってしまうでしょう。

【バセドウ病】

甲状腺ホルモンの分泌が過剰になってしまう病気です。その影響で代謝が活発化して多汗の症状も出てきます。全身に汗をかき続けるので、清潔を心がけても汗臭さが取れない場合にはバセドウ病も少し疑いましょう。甲状腺に違和感がないかチェックしてみましょう。

【自臭症】

実際には臭っていないのに、自分の体臭や口臭が他人を不快にしているのではないかと思い込み、社会生活がままならなくなってしまうことがあります。対人恐怖症やうつ病などを併発する可能性もあります。

《改善ポイント》

・着替えや洗浄など、清潔を心がけていてもひどく体臭が気になるようであれば、専門医の受診を検討しましょう。
・家族や友人が自臭症かもしれないと感じたら、その人がうつ病にまで追い込まれる前にカウンセリングを勧めると良いでしょう。

⑧飲酒・喫煙

アルコールを体内で分解するときに生成されるアセトアルデヒドや酢酸はアルコール臭の原因となります。アルコールに弱くて分解しきらない人は体臭や口臭にでやすいので注意しましょう。

喫煙していると、衣服や髪の毛に副流煙が付着して臭います。更に体内に摂りこまれたニコチンが血流を通して全身に回り、毛穴から臭いを出すこともあります。

《改善ポイント》

・過度なストレスがかからない程度に摂取を控えましょう。
・煙草の場合は周囲の人達にも影響を及ぼします。配慮しましょう。

4. 食事で体臭改善!

肉類やジャンクフード、乳製品などは過剰に摂取し続けると消化吸収機能に負担がかかり、体臭悪化の素になってしまいます。逆に食事で栄養バランスを保てば、気になる体臭を改善できる可能性は大いにあります。

【体臭を改善する食べ物】

レモンや梅干しなどの酸っぱいもの
⇒クエン酸が豊富で肉類のタンパク質を分解してくれます。

豆類、野菜、フルーツ、海藻などのアルカリ性食品
⇒酸性の食べ物のもつ臭いの原因をアルカリ成分で中和してくれます。

野菜、フルーツ、胡麻などの抗酸化作用のある食品
⇒抗酸化作用のあるビタミンCやEをたっぷり摂ると体内の活性酸素を抑制してくれます。肉類と一緒に食べると良いでしょう。

5.体臭チェック!6項目!

自分に体臭があるかどうかをチェックしましょう。まずは体臭を認識し、改善方法を練ることがとても大切です。

①遺伝

両親のどちらかに体臭があると、その子供も体臭が強くなる可能性は高いです。

②体毛が濃い

体毛の濃い、薄いも遺伝します。体毛があると、そこに汗が留まって臭いを継続的に放ちます。だから体毛が濃いと、それだけ体臭のストッカーが多くなってしまうのです。

③肌着が黄ばむ

アポクリン腺からの汗は、不純物を含んで黄味を帯びています。脇やデリケートゾーンの設置する部分の肌着が黄色っぽく汚れてはいませんか?

④パートナーに指摘されたことがある。

近距離で生活する相手から体臭が気になると指摘されたことがありますか?

⑤耳垢が湿っている

アポクリン腺の数が多いと体臭はきつくなります。耳垢がカサカサではなく、湿っている人はアポクリン腺が耳の中にまで分布しているということなので、極めて高い確率で体臭があります。

⑥多汗症

ホットフラッシュなどでベトベトの汗をかくと、臭いが気になります。しかしエクリン腺からのサラサラな汗でも、常にかいていて濡れたまま放置すると雑菌が繁殖して臭います。

6.4つのセルフケアで改善!

入浴後に、一日着用して脱いだ自分の服の臭いやシミをチェックしてみましょう。ここで強い臭いや黄色いシミを発見したら、次のことを意識的に生活に取り入れて、体臭の改善を試みましょう。

①いつでも清潔に

かいた汗はこまめに拭きとり、可能であれば着替えの回数も増やしましょう。身体を洗うときにも、ただのボディーソープを使うのではなく、殺菌作用のある薬用石鹸を選ぶとかなりの改善効果を得られます。

体毛の処理も効果的ですが、無理な脱毛は皮膚を傷付けるので、注意しましょう。

②ストレス解消

趣味を持ったり、運動したりして気分転換を図りましょう。信頼できる人に相談してみるのも良い解決方法かもしれません。

③適度な運動で代謝UP

適度に身体を動かして新陳代謝をアップして、錆びつきにくい身体づくりをしましょう。

④食事の見直し

肉類やジャンクフードを控えましょう。抗酸化作用のあるフルーツや食物繊維などを積極的に毎日の食事に取り入れて、栄養バランスを整えましょう。

おわりに

私自身体臭があり悩んでいます。ボディーソープで洗った後も臭いはとれませんでした。しかし、石鹸を柿渋配合の薬用せっけんに替えたところ、臭いが落ちていたのです!石鹸だけでここまで改善されたのには驚きでした。次は食生活を改善したいと思っています。

体臭を完全に無くすことはできませんが、周囲の人を不快にさせない程度の改善はできるんですね!それだけで気分が軽くなりますよね。


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