多汗症

尻汗の原因ってなに?椅子までびしょびしょ…

2017/03/20

尻汗 原因

「尻汗」と聞いてピンときたあなた。きっとこれに悩まされた経験があることでしょう。それほどメジャーではないだけに、おしりからの発汗で汗ジミでもできてしまったら一大事。大人なのにお漏らし!?なんて思われかねません。

とくに、暖かくなってくるこれからの時期は、座った椅子とおしりの間が汗びっしょりになってしまう危険もますます高まります。今のうちに、気になる尻汗の原因を知って快適に夏を過ごしたいですね!

1. 困った!尻汗が止まらない!?

「私だけかも…」と悩んでいる方、安心してください。尻汗で困った経験を持つ人は、男女を問わず意外と多いのです。

ビニル素材のシートは大敵!とくに夏場は、通気性の低い素材の椅子には腰かけたくないもの。おしりから太ももにかけてべったりと汗をかいてしまい、汗ジミで服が変色してしまうのではとヒヤヒヤ。それだけではありません。自転車に乗っているだけでも、目的地についていざ降りてみたら、サドルも服も汗でびしょびしょになっていた、なんていう経験をした人も多いでしょう。

また、冷房の効いた部屋でのデスクワークでも、尻汗が止まらず気が気でない思いをした人が、きっとこれを読んでくれている方々の中にもいるはず。電車など、公共の場では「椅子に汗の跡が残ってしまうかも」と特に気になるものですよね。

経験した本人にしかわからないし、他人に相談するのも憚られる尻汗の悩み。自分の尻汗の原因は何なのか?原因を知って自分に合った対策を取ることで、人前でもリラックスして腰掛けていられるようになれるかもしれません。

2. 尻汗が原因で起こるトラブル

日常的に尻汗をかく人の場合、尻汗が原因となってほかのトラブルを引き起こす可能性があります。その一つが、おしりのニキビ。衣服で覆われたおしりは、汗をかくと蒸れた状態になりやすく、清潔に保つのが難しくなります。そのため、毛穴に皮脂や汚れが詰まってニキビに…。女性の場合、生理中のおしりはとくに蒸れやすいため、一度ニキビができてしまうと治りにくいのが特徴です。

ただでさえ長時間座ると汗が気になる上に、ニキビが当たったり擦れたりすると痛みまで感じてしまいます。尻汗が原因でしつこく繰り返すおしりニキビになってしまうなんて、本当に憂鬱ですね。

さらに、身体の症状だけではなく、あまりにひどい尻汗が原因で精神的にダメージを受けてしまうことも。座り仕事が心配なあまり、出勤前に何度も身なりをチェックしたり過度に水分を控えてしまったり。外出や人と接することも億劫になることもあります。こうした状態が生活に支障を来すほどの場合、精神科の受診も考えなくてはなりません。

3. 尻汗の原因、考えられるのはどんなこと?

デリケートな部分だけに、ただの汗と片付けられない尻汗。原因はいろいろと考えられ、それによって対策も違うため、ここからは尻汗の主な原因をご紹介していきます。あなたはどのタイプにあてはまるでしょうか?

①多汗症
②内科的な疾患
③クーラー病
④ウエストの締め付け

「多汗症」の場合、体温調節のための発汗ではなく、暑さを感じていない場面でも全身から発汗します。単なる汗かきと混同されやすいので、汗をかいたときに、暑かったか、辛い物など刺激のある食べ物を摂ったかなどに注意してみてください。

汗の量もかなり多いため、生活にも支障が出ているケースが多いのも特徴です。暑さを感じていないのに、急に発汗することが度重なる場合は皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。

➁の内科的な疾患が尻汗の原因となっている場合、みかけは多汗症と変わらないため、注意が必要です。汗をかくこと以外に、意味もなくイライラする、動悸、急激な体重減少、下痢、アンモニア臭の汗などが気になる場合は、肝硬変、腎不全、バセドー病などの内科的疾患が疑われるので、医療機関を受診しましょう。

➂「クーラー病」の場合、尻汗に悩まされるのは主に夏。汗腺の働きが弱っているために、身体の一部分から大量に発汗してしまうのです。体の冷えが原因となっているため冷房を受けて汗腺の働きが鈍っている上半身を冷やさないよう気を付けましょう。

④「ウエストの締め付け」によって尻汗をかくのは、締め付けた部分より上の発汗が抑制され、代わりに下部から発汗するという体の仕組みによるもの。ウエストのキツイ服は、尻汗を助長してしまうので、デスクワークをするときなどは、腰回りを少し緩めてあげるとよいでしょう。また、キツイ下着にも要注意です。

4. 汗腺を鍛えて尻汗の原因を断つ!

尻汗の原因にも、さまざまなものが考えられるのですね。中には医療機関でなければ解決できないものもありますので、ここでは自宅でできる汗腺ケアについて見ていきましょう。弱った汗腺の働きを活性化して、尻汗を軽減していくことが狙いです。

身体には、通常200~500万個の汗腺があり、体温調節のために汗を出したり、ぴたりと閉じて熱を逃がさないようにしたりと働いています。しかし、現代社会では、冷暖房のために汗をかく機会が減り、この汗腺がうまく機能しなくなってきている場合があるのです。

うまく機能しなくなると、身体が怠けて全身ではなく身体の一部分から大量に発汗してしまうという現象が起こります。これが尻汗の原因になっているんですね。これを改善するために有効なのが、汗腺トレーニング。閉じている汗腺を開き、全身から汗をかけるようにする練習です。やり方は以下のとおり。

・お風呂…43~44度の熱いお湯を張り、両手の肘下とひざ下を15分ほど温める。次に、湯を36~38度に下げ、15分ほど全身浴をする。風呂から上がり水気をよくふいたら、すぐに服を着ないで汗を自然乾燥させる。

・サウナや岩盤浴…じっくりと汗をかける場所。繰り返して利用すことで全身の汗腺が開いてくる。

・有酸素運動…日常生活の中で体を動かす機会をつくり、適度な発汗を促す。代謝がよくなり、多汗の改善につながる。

とはいえ、今すぐ尻汗をなんとかしたい!という場合は、ミョウバン水がおすすめです。水1500mlに対し、焼きミョウバン50gを入れてよく溶かし、1~3日経つと白から透明になれば完成。出来上がった原液を6~10倍に薄め、スプレーボトルに入れて使ってください。

お出かけ前やお風呂上りなどに、汗が気になる場所にスプレーし、自然乾燥かタオルで軽く拭き取れば、汗を抑制してくれるだけでなく消臭効果も得られます。

おわりに

いかがでしたか?尻汗の原因は様々。病気が疑われる場合は、医療機関に相談することが先決ですね。ただ、恥ずかしい思いをしたくない気持ちはみんなおんなじ。

今年の夏は尻汗を気にせずすごしたい!という方は、まずは自宅でできる汗腺ケアを始めてみてはいかがでしょうか。心配事を1つでも減らしてストレスを軽くしてあげれば、心も体も一層健康になれること間違いなし!ではないでしょうか。


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